■ 田村慶子陶展11th「よりしろ」抱くうつわ 抱かれるかたち
期間:2023年11月28日(火)~12月10日(日)
会場:楓ギャラリー(大阪市中央区上本町西1-4-20)
出展作品:22点
「よりしろ」とは、 眼に見えないスピリチュアルなものが依りつく対象をさす言葉です。
この言葉をタイトルにしての7度目の個展です。
15年前の、 このタイトルのもとでの初めての個展では
亡骸の胸に抱かれて共に火葬され燃え残り遺族のもとに戻る
繰り返しそのように使われ、 死者と生者の間を往還するものとして、 制作し展示しました。
でもやがて、 内部に空洞を卒む陶の立体は、 それそのままで記憶や想いの器となり得る…と考えるようになり
今回に至っています。
どうぞ、 触れて、 そっと持ち上げてみてください。
Yorishiro
Yorishiro is an object related to the divine spirit.
When an object is prepared to receive this invisible divine spirit,
it is called Y orishiro.
This is the 7th exhibition with the title "Yorishiro".
The first exhibition 15years ago,I exhibited Yorishiro
as the objects which come and go between living and the dead ;to be held by the person who has died and cremated with them. But in recent years and now, I have come to think
that the ceramic hollow shape itself would embrace the memories and sentiments.
Feel free to touch and pick up Yorishiro with both of your hands.